2.子ども支援 5つの無償化
国全体で子どもを育むという理念のもと、全ての自治体で18歳までの子ども医療費や、学校給食費、保育料、学費、小学校の放課後対策事業(学童)の費用をすべて無償化(5つの無償化)します。財源については、国に責任を持って保障させます。また、保育所では子どもの人数に対して、担当する保育士の人数が少なく負担が重すぎることが、悲惨な事故や事件を引き起こす一因となっています。保育現場の人員を大幅に増やすことで、子どもたちにとっても職員にとっても、安心できる保育の場を目指します。また国の現行の制度では、自治体が独自に子育て支援を拡大すると補助金が減額される場合がありますが、このようなことには徹底して反対します。
国に求めること
- ●所得制限なしの子ども手当月3万円を高校生卒業相当まで給付し、「異次元の少子化対策・子育て支援」を求めます
- ●出産費用の無償化、出産から子育てまでの一貫した支援策を求めます
- ●保育士の配置基準を大幅に引き上げ、新しい配置基準に従った支援を行います
- ●子育て一括交付金のような形で自治体の子育てに関する工夫を財政的に支援します
- ●保育士の月10万円の賃金引上げを求めます
自治体で取り組むこと
- ●子どもの医療費を18歳まで無償化します
- ●妊産婦の医療費助成制度を拡充します
- ●不妊治療の保険適用外部分に関して負担減となる補助金を創出します
- ●保育園は希望者が全員入所できるように、必要な自治体では増設をすすめます
- ●保育料や給食費は完全に無償化します
- ●小学校の放課後対策事業(学童保育)も希望者が全員入所できるようにし、無償化します
- ●学校給食を無償化します。食育の観点から地元の食材や有機野菜などの利用を、防災の観点から自校式給食の提供を目指します
- ●保育所の配置基準を大幅に引き上げ、保育士が担当する子どもの人数を減らします
- ●保育士への家賃補助(最大月10万円)や、定着支援のための一時金(毎年20万円を7年間)を支給します
- ●小学校の放課後対策事業(学童保育)指導員の大幅な賃上げや処遇改善をすすめます
- ●放課後対策事業(学童保育)の場所の確保や、指導員の資格と配置に関する基準の順守をすすめます
- ●夜間学校など学び直しのための機会を充実させます。高等技能訓練促進費事業、自立支援教育訓練給付金を拡充します