9.日本の食を守り、地元の産業を盛り上げる
地域に根ざして活動する中小企業やフリーランスなどの免税業者こそ、地域の活力です。大手銀行との競争を強いられ苦戦している地方銀行や地方信用金庫こそ、地域金融の要です。自治体が地方銀行・地方信用金庫と協力して低金利の利融制度をつくり、地域でお金が回る仕組みを構築します。また農業は国の根幹であり、重要な産業です。安全な食と自給率アップにつながる地域農業の育成につとめます。そして、動物福祉の向上を目指します。 インボイス制度は、中小企業をはじめとする、地域の零細・個人事業主の経営を悪化させます。国と連携し、地域からもインボイス反対を訴えます。
国に求めること
- ●農作物の自給率アップの目標を掲げ、特に有機農作物の割合を増加させます
- ●「コロナ融資」の返済猶予を求めます
- ●農林水産業を地域経済の柱に位置づけ、最低所得保障の復活を求めます
- ●ネオニコチノイド系農薬の使用制限、禁止、非遺伝子組み換え食品の普及、在来種の保存により、地域農業を守ります
- ●工場的畜産を規制して、動物福祉(アニマルウェルフェア)に基づいた飼育や処分方法に関する基準を定めます
- ●ペットの生体販売を禁止します
自治体で取り組むこと
- ●中小企業者向けの相談事業を充実させます
- ●自治体独自の中小企業向け消費活性化事業を行います
- ●コロナ禍などで苦しむ中小企業への給付事業を充実させます
- ●地方信用金庫・地方銀行と協力し、中小企業支援向けの低金利融資を制度化します
- ●インボイス制度で経営が苦しくなる免税業者や、シルバー人材センターの声を国に届けます
- ●インボイス制度についての相談窓口を設け、寄せられた相談を国に伝えます
- ●自治体の責任や大企業・銀行の地域貢献の役割等を明記した「中小企業地域振興基本条例」を制定し、地域の特性に応じた産業政策を策定し、中小零細業者を支援します
- ●NPO バンクや市民ファンドを応援する仕組みづくりを行います。
- ●労働者協同組合など、協同組合的な経営組織の立ち上げを支援します。
- ●自治体調達(発注事業・物品等)における地域業者・資機材・人材活用の促進を行います
- ●学校給食での地元の食材や有機野菜の利用をすすめるとともに、地元農家の見学・手伝いなどで、地域と学校のつながりを大切にします
- ●再生エネルギー事業での地域活性化を目指します
- ●家族農業・小規模農業の役割を尊重します
- ●グリーンビジネスを財政的に支援し、循環型社会をめざします
- ●中心市街地のバリアフリー化と移動機器貸出、介助サービスを充実させることで、高齢者や障碍者の生活の質を保障するとともに、まちのにぎわいと地域経済の活性化を促進します
- ●犬猫殺処分ゼロに向け自治体による引き取り・収容・殺処分を改善します
- ●命の期限のない動物愛護の公的シェルターを全国各地に設置し、専門の公務員を常駐させます